東京都地域結集型研究開発プログラムのタイトル図

トルエンやキシレンなどのVOC(揮発性有機化合物)は、光化学スモッグや浮遊粒子状物質の原因となり、東京都では年間14万3千トン(平成12年度)が大気中に排出されています。VOCを削減するため、大気汚染防止法や環境確保条例による規制等が定められていますが、環境保全と産業振興の両立のためには更なる削減技術の開発が求められています。

一方、東京都の製造業は、近年のアジア諸国との国際競争の激化等を背景として、ピーク時の半数へと激減しており、残った工場においてもVOCを由来とする異臭や騒音などの問題により、継続が困難となっており、産業振興のためにVOC対策が急務となっています。

このような中、効果的なVOCの削減を行って行くためには、VOCの削減技術の開発を行うとともに、それにより、どれほど削減効果が得られるのかを正確に判断するための計測技術の開発も必要となります。これらの削減技術と計測技術を組み合わせることで、より効果的な対策に繋げることができます。

このように、VOCなどの有害化学物質を浄化に関する技術の開発は、東京全体の環境浄化に資するだけでなく、都市における住宅と工場の共存という地域の要請に応えるとともに、ものづくり産業の再活性化及び発展につなげることで、地域に対して環境・安全・経済の面で大きく貢献できると考えられます。

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