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1 基礎編
第1章 VOCの排出と環境等への影響

VOCとは、様々な排出源から発生する揮発性を有する多数の有機化合物の総称です。ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエンがその代表的な成分です。本章では、大気中でのVOCの挙動やその健康への影響、排出実態や法的な規制のあらましなどについて、概略を紹介します。

1.1 VOCの定義

VOCとは、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)の略称であり、揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物の総称です。大気汚染防止法では、「「揮発性有機化合物」とは、大気中に排出され、又は飛散した時に気体である有機化合物(浮遊粒子状物質及びオキシダントの生成の原因とならない物質として政令で定める物質を除く。)をいう。」と定義されています。VOCの具体的な成分としては、塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質です。

政令が定めるVOCから除かれる物質としては、従来の大気汚染対策の中でオキシダント生成能が低い物質として扱われてきたメタンに加え、それと同等以下のオキシダント生成能を有する物質であって、かつ、わが国のVOC年間排出量に占める割合が一定量以上あるもの(0.01%を超えるもの)として7種類のフロン類が指定されています。

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