VOCとは、様々な排出源から発生する揮発性を有する多数の有機化合物の総称です。ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエンがその代表的な成分です。本章では、大気中でのVOCの挙動やその健康への影響、排出実態や法的な規制のあらましなどについて、概略を紹介します。
本章では、気体中のVOCを処理する技術について、実用化されているものを中心にして、種類と特徴、利用の際に必要となる知識について述べます。
本章では、VOCおよび関連する項目の測定方法について述べます。測定すべき項目は、環境によって異なるため、排出口、作業環境、大気環境、室内環境のそれぞれについて、測定対象物質とその測定方法をまとめました。
事業所等で使用されるVOCが大気環境へ放出された場合、どのような環境に影響を及ぼすのか、特に重要と考えられる4項目について解説します。
事業所からの排出ガスによる環境影響を考えた場合、主にVOCとCO2が挙げられます。本章では、これらの物質を中心に、事業所における環境影響軽減の考え方を整理します。
本章では、VOC削減に向けた東京都の取組について説明するとともに、国や社団法人産業環境管理協会等の活動についても紹介します。
本章では、工場内での塗装工程において、VOCが発生する要因と、塗装方法として最も一般的なスプレー塗装を例として、工程ごとのVOC排出の測定結果を解説します。また、塗装工場のVOC排出状況を実際に測定した事例についても紹介します。
本章では、工場内での塗装工程において、臭気が発生する要因とその発生源について解説します。また、その対策方法についても紹介します。
塗装工程で発生するVOCの環境影響を大気環境と作業環境に分けて解説します。
VOC対策には、大別して、工程内対策(インプラント対策)と、除去設備の設置(エンドオブパイプ対策)の2つがあります。本章では、塗装施設における工程内対策の考え方を解説し、工程改善によるVOC削減効果の事例についても紹介します。
本章では、塗装プロセスのVOC処理装置について、市販の装置を整理して解説するとともに、東京都地域結集型研究開発プログラムで取り組んだ処理装置の研究開発事例についても紹介します。